私は、社会福祉法人ささゆり会総括施設長の笹山周作です。

私が社会福祉事業に関心を持つ動機となりましたのは、兵庫県揖保郡新宮町(現たつの市)に図書館建設資金として姉・弟と私の３名で寄付（神戸新聞掲載）したことです。
しかし、この寄付は、亡き父が社会に役立てて欲しいとの遺志によるものでした。

私も様々な事業を経営して参りましたが、人生の折り返し点を迎え、この寄付を機会に改めて何か社会に役立つ事業をと思い、色々と調べていく中で、介護事業、とりわけ特別養護老人ホームの整備が喫緊の課題と知り、母体となる社会福祉法人ささゆり会を設立し、土地及び建設資金の一部をこの法人に寄付して、姫路市の高級住宅地に平成８年１０月「特別養護老人ホームサンライフ御立」を開設いたしました。その後、神戸市東灘区に「特別養護老人ホームサンライフ魚崎」「介護型ケアハウスサンライフ魚崎」、更に姫路市内にも２施設を現在、開設運営しています。

平成１２年に介護保険法が施行され、介護事業に民間参入が可能となったことから、法の趣旨を踏まえて介護事業を経営する「さくらケアサービス株式会社」を設立して、平成１３年３月「さくらデイサービス大津」をオープンさせ、デイサービス事業２箇所、グループホーム２箇所を「社会福祉法人ささゆり会」との人的連携により運営しています。

様々な介護施設を新設することで、何時の間にか老人福祉事業が私のライフワークとなりました。今回は、今までの事業展開の経験を生かし、この会社で新たに「介護付有料老人ホームサンライフ住吉川」を平成２１年５月開設します。

この施設整備には、私を中心に社会福祉法人ささゆり会のスタッフとでプロジェクトチームを組み、社会福祉法人では制度的な制約もあって、なかなかなし得なかった質の高い介護を目指し、私どもの持つノウハウを含め全面的な支援を行っています。